【就活レポ】我を殺して乗り切った話

誰かの役に立つかもしれないので、就活の記録をここに残したいと思います。

 

こうした方がいいよ的な万人向けのアドバイスではなく、あくまで自分の経験なので、似た境遇の人は参考にどうぞ(文系なのに理系の専門職行きたいとかアウェーな就活する人)。僕の就活の軸とかスペックとか興味ない人は実体験まで飛ばしてください。

 

 

いわゆる就活の軸

 

 

  • どんな業種であれ営業はやりたくなかった

なんか大変そうなイメージなんですよね。営業の人は大変だね。スーツ着て。

 

 

  • 大学でやってたことが活かせそうな業界がよかった

自分は経済学部だったんで、金融に興味が向きました。稼げそうだったし。

そういう訳で、金融の専門職(アクチュアリークオンツですね)を目指して就活することにしました。

 

 

 

  • どうせなら大手に行きたい

どうせなら大手に行きたいよね。

 

 

 

当時のスペック

 

私立文系の経済学部3年で、アクチュアリーの数学は持ってました。

 

コミュニケーション能力は中くらいです。10秒くらいの自己紹介はできるけど人前の発表とかになると途端に挙動不審男になるといった感じです。

 

 

 

実際の就活(時系列順)

 

2020年2月上旬~ (覚悟を決める)

この頃から保険会社のインターンに行きまくりました。

先ほども書いたように僕はコミュ障なんで営業ではなく専門職を目指したんですが、どうやらそれは正しくなかったようだと気づきます。

 

それはどういうことかというと、確かに中小では僕のように陰気で(あるいは僕以上に)コミュニケーション能力に問題があって、自己紹介でどもりまくる人が半数いたんですが、大手に行くとみんな利発なんですよね (これは完全に主観なので間違っていたら申し訳ない)。

 

これは僕にとっては衝撃でした。どうやらコミュニケーション能力に問題のある人は専門職志望だろうがなんだろうが大手ではインターンの選考の段階で落とされるようです。そういった人たちが選考のない中小の1dayインターンなどに集まるのでしょう。

 

このままでは沈んでしまいます。

就活に対してどこか被害者意識をもっていて、受動的だった僕も、この大手のインターンを機に考え方を改めました。

 

 

あとこれは完全に余談なんですが、皆さんはペーパータワーという単語をご存じでしょうか?

 

 

 

f:id:azurlog:20210330003419j:plain

こんなの

 

 

これはとある中小に行った時の話なんですが…2日間のインターンだったんですよね。そのとき。

で、2日目は朝9:00から高層ビルの一室に集められたら、グループごとにテーブルが分けられていて、テーブルの上にA4の紙が100枚くらい置かれてたんですよ。

 

もう嫌な予感がしますね。

 

その時僕は「グルディスのメモとか取るのかな?」と思っていました。

すると女性の人事の方が急に「みなさん今からこの紙を折ってできるだけ高く積み上げてください!」って絶叫しだしたんですよね。

 

就活生が(僕含め)唖然としているなか、そばにいた内定者が「ほら早く早く!」と言いながら水を得た魚のように活き活きと紙を三角形に折って積み上げていきます。お前今までそんな喋ってたっけ?

 

「嘘だと言ってよバーニィ

 

口に出ていました (ガンダムは見たことないです。好きな実況者の口癖です)。誰にも聞こえてなかったのが幸いです。

 

積み終わったら僕の班が一番早かったらしく(内定者のおかげですが)、その女性の人事が「C班1番ですよ!!おめでとうございます!!」って言ってました。恥ずかしいよおおおお やめてほしいよおおおお(石井春子

 

人事「じゃ、崩して下さ~い」

 

いや崩すのかよ。

飾っといてよ。頑張ったんだから。

 

 その後も保険会社的なことは何にもやらず、グループワークの内容が「この会社のキャッチコピーを決める」でした。

知らねえよ。今のところ紙を無駄遣いする会社にしか見えてないんだよこっちは。「環境破壊は気持ちいいZOY!」とかでいいんじゃないの。怒られろ。頼むから。

 

この時僕は思いました。就活を妥協するとこういう会社に行きついてしまうと。 

余談です。

 

…といったことが色々あって、就活に比較的真剣に向き合う覚悟を決めました。

 

2020年2月下旬~3月上旬 (迫真のES作り) 

 

インターンも一通り終わり本選のESを作ろうという段階に入りましたが…

 

書くことが何もない んですよね。

 

自分でもちょっと驚きましたね。特に難しかったのが次の質問への解答です。

 

「集団で何かをやりとげた体験について教えてください」

 

ないんですよね。マジで。

 

マジ、マジ。

サークルにも入ってなかったですし、バイトは塾講をやっていましたがずっとスマホ弄ってただけだし、ゼミもオンラインだったんで皆で気まずい1年を送っただけなんですよね。

そこで僕も流石に考えました。何もないなら生み出そうと。そこで、

 

盛りました。

 

 

f:id:azurlog:20210330014201j:plain

学歴、資格、社会に出たいという気持ち。



 

 

「高校での体験を大学風にアレンジしてさもやったか」のように言ったり、「バイト先でのイベントで自分が企画を盛り上げた」「ハーバー丼旨かった」…まあ色々盛りました。

 

盛った内容に対して、想定される質問に対する答えを用意して論理的に矛盾しないようにすれば基本バレません。ここ一番大事なんですが、面接でスラスラ言えるようにエピソードを暗唱しときましょう。

 

重要なのは盛るなら徹底的に話を作りこむことです。精神論で申し訳ないですがここは絶対に手を抜いてはいけません。準備不足だと面接のときに精神衛生上悪いですし、痛いところを突かれて後悔しても遅いからです。

台本まで作っておくのが無難だと思います。

 

不思議なことにこれやってると段々本当に自分が生徒をハーバードに合格させたりハーバー丼食べたことがあるような気がしてくるんですよね…

 

志望動機はスラスラ書けました。「大学で○○を勉強していく中で興味を持ち~」みたいな感じで結構うまく書けましたね。

 

 

 

 

 2020年3月下旬~4月上旬 (第参話)

 

 

 

 

f:id:azurlog:20210330023946j:plain

 

 

 内定が出ないんですよね。これが。

30社くらいエントリーしたんですが、そのうち10社くらい面接して以後音沙汰がありませんでした…な、舐めてた…

先ほど書いたインターンに参加した大手は、最終面接を終えて1週間が経過し結果待ちでした。

あまりにも気になったんでインターン一緒だった人に「結果来ましたか?」と聞いたところ、面接の30分後に内定が出ていたらしいです。6畳の部屋で奇声を発しながら暴れ回りました。よく覚えてないんですが「●すぞ」「詐欺師集団」「●●●●」等を主に叫んでいたと思います。

 

 

 

 

結果

 

内定は2社出ました。

 

なぜここを詳しく書かないのかというと、振り返ってみるとどの会社も同じ態度、志望動機、スタイルで面接して落ちたり受かったりしていたんですよね。要するにどの会社にハマるか運ゲーだということです。ここが大学受験と決定的に違うところだと思います。

 

 

就活一般の話(自分はどうしていたか)

ありきたりなことしか書けません。

自己分析について

あんまり目的なく自己分析するのはやめた方がいいと思いますね。

例えば、自分の今までの人生を振り返るとすると幼少期までさかのぼる必要はないですよね。大学入学以降とかで十分だと思います。

 

何のために自己分析するのかというと、ESの素材を作るためにやるので、「なぜこの業界なのか」だけ頑張ればいいと思います。これをやれば「なぜこの会社なのか」をES提出のたびに各個でいちいち考えなくても、おのずとその雛形ができるからです。

 

とか言ってたら面接で「小学生の時はどんな子供でしたか?」って聞かれて、何も用意しておらず咄嗟に

カナヘビを交尾させて増やすことに熱中していました」

面接官がクスリとも笑っていなかったのが印象的でしたね。

 

面接について

カンペ作ってました。ESベースのカンペ作って、前日の夜に暗記して、聞かれたらそれにのっとって答えるって感じですね。

 

まあ完全にセリフの暗記はしてたんですが、感情をこめて、相手の目を見て話すようにして、まるで今聞かれたからその答えを今考えて言っているんだというアピールはしてましたね。要するに棒読みではなく会話しているという意識で面接をしていました。

 

 

参考になれば幸いです。