S12ランクマッチお疲れ様でした!
今シーズンはチオンドクガを使っていました。
レンタル:WG1X00
対戦動画もアップしています!レート2000まで5連勝した試合の録画なので、立ち回り参考にしてください!
【ポケモンSVレート2000】最強のタイプ受けサイクル!チオンドクガinレギュE - YouTube
【構築経緯】
今期も受け系のサイクルを使いたかったことと、テラス込み異常耐久による詰ませ性能の高さから、試合を組み立てやすいチオンジェンを軸にすることにした。相方として、チオンジェンとの相性補完が優秀で、天敵であるサーフゴーや身代わり瞑想カミに後出し可能なテツノドクガを採用。この2体に電磁波祟り目カミが一貫してしまうので、補完として汎用性を失わないチョッキ持ちのハバタクカミとランドロスを採用。ここまででバレル絡みのサイクルが重かったため鉢巻カイリュー、対面選出駒として襷みずウーラオスを採用して構築が完成した。
【構築コンセプト】
・チオンジェンで詰めきる。
・3体全員生還させる。
【個体解説】
チオンジェン@たべのこし
テラス:フェアリー
性格:おだやか
特性:わざわいのおふだ
実数値(努力値):192(252)-×-150(236)-115-173(20)-90
調整意図:アカツキ意識でおだやか
今回軸としたポケモン。
全物理をほぼ1体で見ることができるほか、ハバタクカミやガチグマなど特殊アタッカーにも対等以上に渡り合うことが可能で明らかにこの環境に刺さっていた。特に対ガチグマについてはトップクラスの処理性能を誇る。
身代わりカミ、イーユイ、サーフゴー、毒タイプが鬱陶しかったが、テツノドクガとランドロスを同時選出することにより弱みをカバーできた。
レギュEは受け出しが成立しない一直線な構築が多いが、相手のやりたい1-1交換戦法を封殺できるこのポケモンはもっと流行ってよいと思った。
テツノドクガ@ブーストエナジー
テラス:ゴースト
性格:おくびょう
特性:クォークチャージ
実数値(努力値):177(172)-×-95(116)-166(44)-131(4)-167(172)
調整意図:S>C 残り耐久
技構成:どくびし/ふきとばし/ほのおのまい/ヘドロウェーブ
チオンジェンのサポート。吹き飛ばしの枠は元々カイリュー対策のどくどくだったが、① 身代わりカミ含め全カミをテツノドクガで対策したかったこと ② 3桁~4桁帯のカイリューは初手対面駒の両刀が多く、つまりチオンジェンで見れる型が多かったこと を踏まえて吹き飛ばしを優先した。サーフゴーへの打点を考えて、陽気HBではなくCに最低限振った臆病HBSでの採用とした。チオンドクガの弱点は「ステロ+サーフゴー」なのであつぞこブーツの採用も検討したが、そもそもテツノドクガは繰り出し性能が高いポケモンではないため、1回限りのSブーストによる行動保障を優先した。
ランドロス@オボンのみ
テラス:はがね
性格:いじっぱり
特性:いかく
実数値(努力値):181(132)-204(164)-115(36)-×-111(84)-123(92)
調整意図:
H ...奇数。ディンルーのカタスト+カタストでオボン発動。
B ...ノーマルテラス特化カイリューの神速を2耐え。
D ...眼鏡特化カミのムーンフォース確定耐え。
S ...準速70族抜き。
技構成:じしん/うちおとす/ステルスロック/とんぼがえり
チオンドクガとセットで選出する地面枠。① 威嚇と災いのお札のシナジーの高さ ② ステロによるカイリュー無力化 ③ サーフゴーへの性能 を考えて今回はランドロスを採用した。この枠はガチグマやグライオン等迷走を重ねたが、いずれもサーフゴーに弱いため断念した。とんぼがえりの枠は挑発にすればディンルーに対してより安定するため選択。カスタマイズ性能が高く、使っていて楽しいポケモンだった(おっさんの見た目もだんだん愛着がわいてきた)。
ハバタクカミ@とつげきチョッキ
テラス:でんき
性格:ひかえめ
特性:こだいかっせい
実数値(努力値):131(4)-×-75-205(252)-155-187(252)
調整意図:CS特化
技構成:シャドーボール/ムーンフォース/パワージェム/10まんボルト
チオンドクガの相方その2。主にドヒドイデ絡みや、オーガポン・サーフゴー2体とも入っている構築に選出した。テラスタイプは、① 電磁波カイリューやサーフゴーで止まってほしくなかったこと ② ゴールドラッシュ、シャドーボールへの耐性 のためでんきとした。元々眼鏡で採用していたが、本構築でアイテム不明だと拘り1点読みされることに気づき、打ち分けできる控えめのチョッキで採用した。実際投入してみると、対面性能が上がったことでガチグマ・サーフゴー・キラフロルなど殴り勝って欲しい特殊相手に基本負けなかったので正解だったと思う。
カイリュー@こだわりハチマキ
テラス:ひこう
性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
実数値(努力値):167(4)-204(252)-115-×-120-132(252)
調整意図:AS特化
バレルイーユイが重かったため採用した枠。チオンジェンが絶望的に通らなそうな相手に初手投げして逆鱗を押していた。裏で氷物理が受からないため、パオジアンを見るだけで初手に投げることができなかったのは反省点。襷ウーラオスには普通に負ける。
テラス:みず
性格:いじっぱり
特性:ふかしのこぶし
実数値(努力値):175-200(252)-121-×-80-149(252)
調整意図:AS特化
技構成:インファイト/すいりゅうれんだ/アクアジェット/アイススピナー
対面駒。いきなりネガティブになってしまうが、このポケモンはパオジアン・オーガポンに打ち負けるため、ほとんど見せ駒になってしまっていた。水ウーラオスを相手していて辛いと思ったことがないし、自分で使っても強いと思わないので、なんでこんなに使われているのか正直あまり言語化できないポケモン。ただ、他に採用したいみずタイプがいないのと、行動保障+先制技が使えるだけで仕事は可能なので顔採用した。
・気合の襷を持たせるとゴツメがつらい
・パンチグローブは行動保障がないためテラス前提(しかも毒とか結構しょうもない受けテラス)になる
・スカーフ&鉢巻はカミに弱すぎる
上記が水ウーラオスは微妙と感じる理由(ウーラオス好きな人はごめん。)。本当に使うならチオンジェンとセット選出をあきらめて、ウーラオスにテラスを切る前提で裏選出を組んだ方が柔軟に戦えたのかも。
【選出・立ち回り】
基本:① ② ③ oror(ステロが撒かれないとき)
初手は出し負けがほぼない&テツノドクガを安全に展開したいためチオンジェンから入る。レアだが、ガチグマとパオジアンがいない&ハバタクカミが見るからにでんじは の場合はランドロスから入ることもあった。瞑想身代わりカミ系統のハメ駒はほぼ100%出てくるので、3~4ターン目までにどくびしを撒けるかで試合の趨勢が決まる。
と選出すれば、
・テラス後ので有象無象を倒す。
・が苦手なはまもる→拘りであれば、電磁波であればの後出しが安定する。
・毒タイプ被選出の場合はを大事に試合を作る。
というサイクルを形成することで、相手のサイクルに向かない直線的な選出に対して、こちらの得意とするサイクル戦を仕掛けることが可能。
相手のじゃんけんに対して、こちらは後出しで手を選ぶことができる。
裏(vsバレルサイクル、拘り高火力):① ②③
上記のサイクル選出だと、拘り高火力()に崩されるので、行動保障持ちの対面選出(じゃんけん選出と呼んでいた)をする。
正直この選出は100戦やって1回、2回するかしないか。引き先がいないため立ち回りも全然安定しない。裏をしっかり組めればもっと勝てたと思うが、今月はそこまで時間がなかった。
【本構築の反省点・改善点】
・裏選出が弱い。(チオンジェンのワンマンチーム)
前項の通り、のようにチオンジェンを選出するだけで負けれる構築に対しては対面選出をしていた。
チオンジェン以外を殴るパーツで固めたので、構築全体としてみた時に攻守がアンバランスになってしまっている。使い手がサイクル志向で対面駒+テラス異常耐久という戦法になれてしまっているために、対面選出は100%噛み合いになる。
もっと言うと、が出せないのにがいる構築はほぼ100%勝てないのは本当に改善したいポイント。
→
毒菱エース(龍舞隠密カイリュー)を入れればよかったと思うのだが、電磁波・あくびガチグマ環境がどうしてもそれをさせてくれなかった。
あくびガチグマの弱点を探るために実際自分も使ってみたが、本当に最強だっただけなので未だに龍舞カイリューを使って攻略する方法が思いつかない。
もっときついのが、ステロ+電磁波で"ちゃんと"チオンドクガを崩そうとしてくるプレイヤー。ディンカイサフゴにドクガが全く刺さっていないのに投げてしまった試合はサイクル負けしてほぼ勝てていないと思う(、と投げるのが正解のような気がする)。
【あとがき】
ここまで読んでくれてありがとう。
2000位くらいから11連勝でレート2000いけたので構築は強かったと思います。
S9のあとがきにも書きましたが、某資格試験の勉強があり本当は今月は潜っちゃいけないシーズンでした。
【S9最終181位&480位 - R2028】Fairy Dance - 深淵な浅瀬にようこそ! (hatenablog.com)
ただ、勉強時間にさほど影響与えていないのと、思ったよりは構築いい感じだったので最終日だけがっつり潜りました。
落ちたら人生に良くも悪くも結構影響を与える気がするので、これからガチでスパートかけて、年末また21目指せる精神状態にしておこうと思います。またね。