SV初3桁をようやく取れたので初投稿です。
レンタルコード:W3B97N
【構築コンセプト】
・初手の襷ポケモンに対して、安定して投げれて起点にならないデカヌチャンを採用。
・デカヌチャンと受けの相性補完が良く、ステルスロック×ドラゴンテールのシナジーがあり、現環境で圧力の高いカイリューを採用。
・上記2体だと相手のラスト詰め駒1体(ブーストテツノツツミ、ミミッキュなど)を倒せないため、エースとしてハバタクカミ、サイクルパーツとしてジバコイルを採用。
・補完枠として、ここまでで重い厄災(ディンルー、チオンジェン)を汎用性を失わず破壊するために、対面駒としてイダイナキバ、裏エースとしてウルガモスを採用。
構築が完成した。以下、赤字はセールスポイント。
【個体解説】
デカヌチャン@ふうせん
テラス:ドラゴン
性格:ようき
特性:かたやぶり
実数値(努力値):190(236)-95-121(188)-×-126(4)-135(68)
S…最速70族、準速82族抜き
技構成:ステルスロック はたきおとす じならし アンコール
役割:
盤面整理、起点阻害、受け崩し要員。本構築のマスコット。
じならしのS操作+アンコールが強力で、起点にならないことで裏のポケモンの負担を減らすことができる。
また、鋼フェアリーの耐性×風船×高い特殊耐久によって、一撃で倒されることはほとんどなく仕事を遂行できた。
初手に出さず裏から不意に投げてステルスロック(撒くだけで相手のポケモン3体のHPが1/8削れるぶっ壊れ技)とはたきおとすで盤面を整える動きも強い。
大体の試合で投げたが、流行していたチオンドクガ、どくびしキョジオーンが見えたときは必ず選出していた。
カイリュー@たべのこし
テラス:ノーマル
性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
実数値(努力値):197(244)-172(20)-140(196)-×-126(44)-100
技構成:はねやすめ ドラゴンテール しんそく アイアンヘッド
役割:
相手の様子見、削り、受け流し、スイーパー。
ドラゴンテールとしんそくの両採用により、立ち回りの幅を大きく広げた型。
デカヌカイリューにありがちな「全員削り切ったけど、ラスト1体倒せない問題」をノーマルテラス神速型とすることで解決することができる。
ドラゴンテールでハバタクカミやミミッキュを引いてしまったとき非常に気まずいのでアイアンヘッドを採用(ミミッキュに皮が残っていたら、デカヌに引いて誤魔化したりもしていた)。
マルスケ×たべのこし込みのはねやすめによる超回復×ノーマル耐性により、見れるポケモンの範囲が広い。
ドラゴンテールの強制交代+ステルスロックで、相手のポケモンの総体力を1ターンで削りまくる戦法は相変わらず強力。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:ノーマル
性格:ひかえめ
特性:こだいかっせい
実数値(努力値):131(4)-×-97(172)-181(76)-155-187(252)
B...A特化ミミッキュの珠じゃれつくを確定耐え
S...準速(ミラー意識)
技構成:ムーンフォース シャドーボール あまえる いたみわけ
役割:
エース。
あまえる+ノーマルテラスでの採用により、ミミッキュを含めた物理で止まらない型。
ラス1の詰め駒としての対面性能が非常に高く、ブーストエナジーのSアップとも相まってステロエースとして最適なポケモンと考えて採用した。
BSベースでの控えめという欲張りセットの調整により、相手目線めちゃくちゃ固いのにバカみたいな火力を出してくる怪物と化す。
サイクル疲弊し切った状況で出てくるブーストパラドックスの絶望感は異常。
テラス:みず
性格:ひかえめ
特性:アナライズ
実数値(努力値):177(252)-×-135-200(252)-111(4)-80
HC…対面性能を上げるためぶっぱ
技構成:10まんボルト ラスターカノン ボルトチェンジ テラバースト
役割:
サイクルパーツ、役割破壊。
普通のジバコイル。ロトムやアーマーガア、ヘイラッシャなど鬱陶しかったのでこの人にまとめて相手してもらった。
アナライズが偉く、有利対面を1回作るだけで相手の交代先に大きな負荷を掛けつつボルチェンで楽に後続のポケモンを展開できる。
イダイナキバ@きあいのタスキ
テラス:はがね
性格:いじっぱり
特性:こだいかっせい
実数値(努力値):191(4)-201(252)-151-×-73-152(252)
A...最大
S...+1で最速136族抜き
技構成:インファイト ぶちかまし アイススピナー こうそくスピン
役割:
対面駒。こうそくスピンによるステロ剥がし。ディンルー対策。
じめん+かくとうの無効あり2タイプでの打点をもつので技選択が非常に難しいが、通せると受けが不可能なポケモン。実際、対面した相手の厄災はほとんどテラスを切ってきた。
こうそくスピンを採用するメリットは以下の2つ。
・あつぞこブーツを採用しなくてもステロのケアが可能。
・HPミリのポケモンを起点に素早さ+1を積んで裏まで破壊する立ち回りができる。
アイススピナーはがむしゃらと選択だが、環境に増えていたカイリューやガブリアスを重く見て採用した。
単純に目の前に通せる技ではなく、相手が引いてきそうな状況&裏にひこうorゴーストのポケモンが見えた場合は、裏まで一貫する技選択をしていた。
ウルガモス@おんみつマント
テラス:みず
性格:おくびょう
特性:ほのおのからだ
実数値(努力値):177(132)-×-109(188)-156(4)-126(4)-157(180)
S...最速コノヨザル抜き
HB...できるだけ高く
技構成:ちょうのまい ほのおのまい あさのひざし ギガドレイン
役割:裏エース。チオンドクガ、どくびしキョジオーン系統の対策。
ハバタクカミ(パワージェムなし)やテツノドクガを対面から起点にできる唯一無二の性能をもつ。
どくびし&ふきとばしを持ったテツノドクガがキツかったが、初手デカヌチャンから入りじならしで削る→イダイナキバのこうそくスピンでどくびし解除という曲芸的な対策で誤魔化していた。※眼鏡型は最終日付近で一度も当たらなかったため、対策を切った。
おんみつマント採用により、キョジオーンは霊のろいでない限り起点にすることができる。また、場に長く居座るのでアシッドボムやシャドーボールのD降下がない点が偉い。
【選出】
順番は選出順。
基本選出(対面駒+展開+エース):
1.イダイナキバ2.デカヌチャン3.ハバタクカミ
カイリューが動きやすそうな場合(本構築で一番アドが取れる選出):
1.デカヌチャン 2.カイリュー3.ハバタクカミ
チオンドクガ系統(展開阻止+対面駒+エース):
1.デカヌチャン 2.イダイナキバ 3.ウルガモス
受けループ(展開阻止+アンコール+削り):
1.イダイナキバ 2.デカヌチャン 3.カイリュー
【立ち回り】
イダイナキバで撃ち合う→デカヌチャン展開が多かった。
パオジアンに対してデカヌチャンの圧力が高く、デカヌチャンに強いポケモンから入られるので、自然と裏から出すことの方が多くなった。
例:VSディンカイサーフ
イダイナキバ、デカヌチャンorジバコイル、ハバタクカミ
こちらのデカヌチャンを見てディンルーから出してくることがほとんどだったので、イダイナキバから入る。
カイリューに引かれたらこうそくスピン→アイススピナーで対応する。
もしダメージレースで勝っていたら、鋼テラスを切ってもいい(裏にテラスを切らないので)。
カイリューを突破できれば数的不利を取っていてもほとんど勝てる。
【構築できついポケモン】
あくびの一貫が切れないのでしんどかった。
ジバコイルで水テラバーストを切る以外に大きく削れる手段がない。
キノコのほうしの一貫が切れていないので、デカヌチャンorイダイナキバを犠牲に無理やりハバタクカミで倒す以外に対策できなかった。ほぼ初手に来ることだけが救い。
・テツノツツミ
デカヌチャンを阻害しに襷or眼鏡で初手から来るパターンが多かった。
かといってこちらは初手からジバコイルで入るのはリスキーであり、結局クイックターンで裏のディンルーやガブリアスに交代されるので解決にならない。
こちらの裏からのハバタクカミでスイープする以外手段がなかった。
【感想】
SVを始めてからようやく3桁順位を取れました。
各ポケモン6体の役割・型・もちものがしっくりと決まった経験が本作初だったので、いい結果を残したいと思っていました。
本ルールは3割上振れや命中不安が多い中、こうした要素を最小限に抑え安定して勝てるいい構築を組めたと考えています。
ポケモンやっている知り合いがほぼいないのでスペシャルサンクスはありませんが、常にポケモン友達は募集しているので記事を見て気になった方はぜひリプライください。
【スペシャルサンクス】
イダイナキバを丸パクりさせてもらったじゅら君。